弾(1)

右から、
エア・ライフルの弾(17.7口径 = 直径4.5mm)、
スモール・ボア(小口径)・ライフルの弾(リム・ファイアー22口径 = 5.6mm)、 通称 22LR(ロング・ライフル)、
大口径ライフル 22口径(薬莢は 223Remington)、
大口径ライフル 30口径(薬莢は 308Winchester)、
大口径ライフル 30口径(薬莢は 30-06)、
大口径ライフル 7mm口径 (7mm Remington Magnumの薬莢)。

よく、○○口径という言葉を聞きますが、これは100分の○○インチという事です。 例えば、30口径は30/100インチ、つまり7.62mmです(1インチは25.4mm)。

一番右のモチつきの臼(うす)のような形をしたエア・ライフルの弾は10mの エア・ライフル競技で使われる鉛の弾で、火薬を使わない、いわゆる空気銃の弾です。 空気銃というと、丸いBB弾を使うおもちゃのエア・ソフトガンと混同する人も多いですが、実銃のエア・ライフルはやはり威力が強いので銃刀法の規制対象となります。 初速(発射時の銃口付近での弾のスピード)は秒速180m程度ですが、撃っても反動は感じません。 高校、大学、社会人の競技で使われます。

右から2番目のスモール・ボア・ライフルの弾は、火薬を用いる装薬銃の弾です。 50mの競技で用いられ、オリンピックにおけるライフル射撃のメインです。 エア・ライフル同様に鉛むきだしで、火薬は耳かき数杯程度しか入ってないのですが、弾の到達距離はこれでも1km以上あります。 撃った時の音は、陸上競技のスタート合図より少し小さい程度、反動は赤ん坊の手で押された程度です。 初速は確か、音速より少し遅い程度です。 20才以下は所持できないので、大学、社会人の競技で使われます。

右から3番目も同じく22口径ですが、薬莢がセンター・ファイアーと呼ばれる形式なので、日本では大口径に分類されます(どの口径から大口径と呼ぶかは、国によって違うようです)。 大口径は300mでの競技がメインですが、300m射撃場が少ない日本では100mや150mで競われる事も多く、逆に海外では600ヤード(1ヤードは0.914mなので548m程度)や1000ヤードの競技もあります(うらやましい)。 かつてはオリンピックでも行われていましたが、射撃場の大きさと安全上の制約などのせいかどうか、国際競技としては、最近はワールドカップでたまに行われる事がある程度です。 ライフル銃は、弾の口径が同じでも、薬莢にいろいろな形式があって、多彩なのですが、この223Remington(略称 223Rem)は、22口径の中では代表的なものです。 弾は鉛のコア(芯)を銅のジャケットで覆った構造になっていて、火薬もほとんど薬莢一杯つめて使うので、初速は3000fps(秒速3000フィート、つまり秒速900m程度)は出せます。 大口径ライフルは社会人の競技のみで使われます。

次は、第二次大戦後にNATO(北大西洋条約機構)で制式弾として採用された、いわゆるNATO弾と呼ばれる308ウィンチェスター(略称 308Win、「さんまるはち」と呼ばれる)です。 薬莢は223Remより大きいですが、使用する弾頭も重いので初速はせいぜい2800fps程度(秒速840m程度)です。 30口径のライフル薬莢では最も広く使われています。

左から2番目の30-06(「さんまる・れいろく」と呼ばれます)は、1906年生まれの30口径の薬莢です。 ライフル薬莢の名称は、名前の付け方がいろいろで特に規則性がなく、要注意です。 30-06は見てのとおり、308Winよりも大きいので、より多く火薬が入り、より速いスピードでより遠くまで弾を飛ばせます。

最後の薬莢のみは、7mmレミントン・マグナムです。 30口径の7.62mmよりは、わずかに使用する弾が細いですが、逆に薬莢は30口径の30-06よりも太いので多くの火薬が入り、威力は強力です。

では、今回はこの位で・・・。

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