リローディング(5)

薬莢のリサイズもケース・トリミングも終わり、そろそろ弾作りに移ります。 まず、雷管を薬莢底のプライマー・ポケットに装着しますが、時間に余裕があったらプライマー・ポケットに残っている火薬の燃えカスを除去します。 精密さが最も要求されるベンチレスト射撃をしている方から、別にプライマー・ポケットをクリーニングしなくても命中精度に影響はない、と聞いた事があるので省いても良いのでしょうが、雷管の発火は弾頭の発射のプロセスの出発点ですから、きれいにしておくに超した事はない、という程度の事です。 私の場合、新品薬莢を買った時点で、プライマー・ポケット・ユニフォーマー(primer pocket uniformer)という器具で深さを均一に削ってあるので、火薬の燃えカスも、この器具で除去します。 先端に4つの刃が付いているので、2回転くらいで十分な程度にきれいにできます。

次に、プライミング・ツール(priming tool)という、雷管を付けるための器具に雷管を入れます。 以前は、Lee社の器具を使っていましたが、今は上の写真の、より使いやすいSinclair社のものを使っています。 器具の左側先端の中央に赤い物が写っていますが、これが穴に入った雷管で、穴の中には棒があり、器具の右側に突き出たレバーを器具本体方向へぐっと押すと棒が雷管を押し出します。

器具の先端にはシェル・ホルダー(shell holder)という、薬莢の底を固定するため物が付いているので、そこに薬莢を取り付けます(Sinclair社のプライミング・ツールに付いているシェル・ホルダーはLee社製ですが、独自にバリ取りをして精度を良くしてから出荷しているそうです)。 あとは、器具を手で握ってレバーを本体へ押し付ければ、中から押し出されてきた雷管がプライマー・ポケットにはめ込まれ、装着完了です。 雷管は、底が薬莢の底とぴったり同一平面上でそろうのではなく、いくぶん中へ入り込むように付けますが、私の場合、0.2ミリ程度内側に入るように付けています。

余談ですが、「リローディング(1)」で紹介したLee社のプライミング・ツールからSinclair社の物に切り替えたのは次の理由によるものです。

ベンチレスト射撃をするのでない限り、装着の深さにまでこだわる必要はないのかも知れませんが、特に手間がかかる訳でもなく、器具も特に高価でもないので使っています。

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