射撃場の風景(6)

埼玉の長瀞射撃場での光景で、ふだんは銃に付けたスリングというベルトを腕に巻きつけて撃つ国際ルールの伏射に慣れた射手が、バイポッド(bipod = 二脚)のみによる委託射撃に挑戦しているところです。 「委託射撃」という言葉は銃を体で支えずに、このように物によって支えて撃つ事を言います。 体で銃を支える射撃に慣れた人から見ると、極めて楽に命中させられる射撃形態のように思われがちですが、例えば、この例では銃と体の接点は肩のみで、スリングで腕と銃がつながっているわけではありませんから、習熟しないと発射時に反動で銃が跳ね上がる方向がまちまちになって、けっこう着弾点は乱れます。 専用の台に載せて撃つベンチレスト射撃も委託射撃ですが、こちらはさすがに命中精度を高めるためにあらゆる工夫がなされていますから、あらゆるライフル射撃競技の中で最高の命中精度を誇りますが、どの射手も同様の事をしますから、やはり競技で勝つには練習がものをいいます。

写真の銃では308Winを撃っています。 銃口の先にほのかに明るく炎が見えてますが、反動は「痛い」というほどではありません。

これは長瀞の射撃場で監的壕へ行くためのトンネル状の通路の内部です。 左の壁の左側に300m(100mと150mも兼ねます)のライフルの射座が10あり、右の壁の右側にスラッグ射撃などに使う50mの射座が5つあります。 写真の階段は、入り口から50mの部分で、50m射場で利用可能なランニングターゲットの標的を動かす機械を乗り越えるためです。 階段を降りると自転車が数台あり、300mの監的壕まで幅2m弱の狭い通路を走って行けます。

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