射撃場の風景(7)

年の瀬に部屋の掃除をしていたら、90年代前半にコンパクトカメラで撮ったと思われる、西富士射撃場での写真がでてきました。 これは、50mと100mを兼ねる射場の様子です。 国際試合などが行われる他の射撃場と比較するとかなり簡素な作りで、この写真を撮った時に初めて訪れたのですが「こんな射撃場もあるのか」と軽いショックを受けたものです。 が、アメリカなどでは、ライフルの射撃場はこういうのが普通のようです。

このあたりは、パラグライダーが盛んらしく、当日も上空で何十機も飛行を楽しんでいるのが見られました。

この射撃場には監的壕がないので、標的交換の際には、射座にある赤いランプを点燈して地上を歩いていきます。 50m先の標的を貼る板には、通常の丸い標的の他に狩猟の練習のためかイノシシの標的なども貼られています。 以前よその射撃場で、動物の標的を使おうとしたハンターが、射場の管理人から「動物愛護の精神から、動物の標的は使用禁止にした」と言われている場面に遭遇した事があります。 私自身は今のところ狩猟をしないものの、狩猟するからには動物が中途半端な傷を負って苦しみながら生き続ける、いわゆる半矢よりは一発で楽に死なせるほうが良いはずであり、そのためには動物の標的の方が円形の標的より効果的に練習できるのは当然だと思われるのですが。 また、獲物によっては傷を負った獲物がハンターに襲いかかってくる場合もあるでしょうから、正確に急所を撃てるかどうかというのは安全にも関わるでしょう。 「動物愛護云々」という言い方には、見せかけの動物愛護のポーズをとって世間の風潮に迎合する安直な姿勢を感じたものです。

50mの標的板の右側に小さく横長に延びているのは100mの標的板です。

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